入れ歯

お口の臭い、気になりませんか?

日頃、お口の臭いを気にしたことはありませんか?口臭の原因は2つあります。1つは全身疾患からくる内臓関係の病気(消化不良、糖尿病)などがあります。2つ目はお口の中に原因があり、舌の汚れ・入れ歯の汚れ・虫歯・歯周病が考えられます。舌の汚れとは、舌の色が変わっていたり舌の上でザラザラとした苔のような塊がある状態のことを言います。舌汚れの対策としては、舌ブラシを使用し優しくなでる様にすることがコツです。その際、やりすぎには注意して下さい。

虫歯が臭う原因は、虫歯の穴に食べ物が詰まりそれが腐敗し、ガスが発生したりするとすごく臭います。神経が死んでしまって壊死すると痛みは感じませんが骨の中で膿んでしまい、膿の臭いがかなりきつく口臭の原因になります。

歯周病は、歯茎が腫れて細菌が溜まり骨を溶かして膿んでいく病気ですが、痛くはないですが朝起きた時のお口のネバネバと共に強烈な臭いがしています。

その他の原因として、入れ歯に食べカスや歯石が付着したり、コーヒーやタバコなどの着色が口臭の原因となっています。入れ歯の手入れを欠かさず行いましょう。

お口の中の病気で起こる口臭は、早期発見・治療ですぐに改善されることなので一度ご自身で確認してみて、歯科医院で相談してみましょう。

あなたにあった治療方法やケアの仕方が見つかると思います。

入れ歯のメンテナンスをしていますか?

「入れ歯を定期的にメンテナンスしなければいけないのですか?」という質問を最近よく受けます。お正月にお餅などを食べて、入れ歯のことを気にされる患者様がいらっしゃいます。部分入れ歯の方は、入れ歯だけではなくご自身の歯の検診が必要です。入れ歯を支えているご自身の歯が歯周病や虫歯になってしまうと、入れ歯自体がぐらついたり、壊れてしまう原因となります。入れ歯にも歯石がつくので、他の歯に汚れが広がってしまうことがありますので、検診に行くことをおススメしています。また総入れ歯の方も年数と共に歯茎が痩せ、入れ歯を支える骨が弱くなったり、人工の歯同士がすり減ってしまい、顎関節症が起きてしまう可能性があります。

どちらの入れ歯にしても、毎日使用していると日常差し支えないかもしれませんが、年数と共に顎の骨が痩せたり、体重の変化や噛み合わせの変化が入れ歯に影響しています。最低1年に1回は、入れ歯の検診をしましょう。入れ歯は体の一部です。

入れ歯安定剤に頼っていませんか?

コマーシャルでよく見かける入れ歯安定剤を入れ歯のチェックをすることなくずっと使っていませんか?

入れ歯安定剤は、入れ歯のぐらつきを抑え食事をしやすくしたり、クッションの役割で痛みを和らげたり、隙間が埋まるため空気が抜けずに話しやすくするためにあります。

ただし、長く使っていると、歯茎が退縮(痩せて)しまったり、合っていない入れ歯のまま使用し無理やり噛んでいるのが分からなくなったり、歯科医院で調整しようとした時に入れ歯の修理ができなくなったりします。入れ歯安定剤は、入れ歯が合わない部分を補うために使用するものではなく、入れ歯を使用するときの補助剤として使用するものです。入れ歯がぐらぐらしたり、外れたりするときは、入れ歯の調整や新しい入れ歯を作ることも必要になってきます。

入れ歯安定剤を正しく使用するためにも必ず歯科医院で入れ歯のチェックや調整をしてもらった上で、ご自身に合ったものを使用してください。入れ歯を使用しているお口も不具合がないと思っても定期健診は必要です。

入れ歯って何?!

歯を失った時、入れ歯と言われてどんな種類があるのかご存じですか?

入れ歯とよく間違えられるのがブリッジです。

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って作る一つの塊の人工歯で、取り外しをせず固定されているものです。

入れ歯は、歯がなくなった後の粘膜に人工歯の付いた床でできたプラスチックや金属の塊を乗せて取り外しのできるものです。

これによって見た目が回復し、食べ物が噛めるようになります。また、反対の歯が伸びたり隣の歯が倒れるのを防ぎます。

入れ歯の種類には、全部の歯を失ったら「総入れ歯」、一部の歯を失ったら残った歯にバネなどを掛けて安定させる「部分入れ歯」があります。

粘膜に乗せる床がプラスチックのものや、金属のもの、また、バネを使わない自然な仕上がりの入れ歯もあります。

歯が抜けたままだと、見た目だけでなく、空気が漏れたり、好きなものが食べられなかったり、残った歯が悪くなったりするため、自分に合った目的の入れ歯を使用することが大切です。

梅雨の時期の入れ歯のお手入れは大丈夫ですか?

入れ歯は不潔にしておくと細菌やカビが口の中で増えます。また、口臭も強くなるので、毎日自分でお手入れし、定期的に歯医者で洗浄と入れ歯のチェックをしてもらうと綺麗な状態が保てます。

入れ歯は、専用のブラシで必ず磨いて、洗浄剤に浸けて毎日丁寧に洗って下さい。歯を磨くブラシや歯磨き粉を使用すると入れ歯に傷がつき汚れがたまります。

入れ歯洗浄剤を毎日使わないと入れ歯にカビが生えてきます。お口の中は適度な温度と水分でカビが発生するには最適な環境です。口の中のカビ菌(カンジダ菌)が増えると、歯茎に入り込んで歯の痛みの原因になることがあります。

また、口の中のヌルヌルとした歯垢が入れ歯について発酵し、口臭がでます。入れ歯が汚れたままだと入れ歯に歯石もつき、残っている歯に虫歯菌が感染したり、歯周病の原因ともなります。

梅雨の時期は、日常生活の中でもカビが生えやすいので、ご自身の入れ歯もしっかりお手入れをして清潔を保って下さい。

ゆか歯科クリニック

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